都市と公園

東京の公園について調査中です。暫定的な結論は間もなく。

事前調査の分析Ⅰ

事前調査により、公園は小さい子供が遊ぶ為のみの場でないことがわかった。然し、これらは本当に公園でなければ成し得ぬ業か?

Ⅰ:屋上緑化や並木で代用可能

Ⅱ:学校の体育館などで代用可能

Ⅲ:図書館や公民館や喫茶店などで代用可能

Ⅳ:広規格道路で代替可能

Ⅴ:博物館やテーマパークの設置などで代替可能

軽く連想してみただけでも、代替可能であることは分かった。然し、公園の真のすごさはここにあるのかも知れない。屋上緑化と体育館と公民館と広規格道路と博物館、これら全ての効能(の一部)を一手に担うのは公園しかない。そしてまた管理にかかる費用も効果に対して割安である。屋上緑化より遥かに多い木が植えられて、体育館より遥かに多くの人を収容でき、公民館より広く、広規格道路より自由度の高い公園は相当の優れものである。

しかしながら、実はこの独自性は、「行政が設置する」という観点でしか見ていなかった。果たしてこれらⅠからⅤの機能は民間の土地・施設で代替不可能か。もし可能であれば、それは「都市公園の空白地帯」を補完している可能性がある。

次回はここから考えたい。