銀座[調査結果-3]
[調査範囲]銀座1-8の一部(旧銀座東1-8を除く)
日比谷線銀座駅を最寄駅と呼べない距離にあるので、銀座東の各町は調査範囲から除外した。
その結果、範囲には端の方に数寄屋橋公園ただ一つが存在することになる。
まずはその数寄屋橋公園について簡単に説明する。
数寄屋橋公園について
数寄屋橋公園は、中央区立の公園で、かつて映画「君の名は」(1952)でも登場した、有名な数寄屋橋の跡地に生まれたものである。
公園には遊具などはなく、長椅子が中心となっている。軽く休憩を取るのに相応しい。
待合場所としても非常に便利であり、岡本太郎の「若い時計台」という、太陽の塔にもつながる個性的な時計台がある。
また、見通しはよく、全ての方向から入ることができ、通りやすい場所にある。
なお、区立泰明小学校が隣接しており、遊具スペースも小さいながら存在する。
さて、何故銀座に公園が少ないのだろうか。街の分析をしたい。
交通について
駅が多数あるので大まかな位置関係を説明する。
JR・有楽町線有楽町駅・丸ノ内線銀座駅(旧西銀座駅)が数寄屋橋エリア、銀座線・日比谷線銀座駅が銀座中心エリアに、三田線・日比谷線・千代田線日比谷駅が日比谷エリアに、浅草線東銀座駅や有楽町線銀座一丁目駅も近い。ちなみに、バスは新橋と有楽町・丸ノ内方面から湾岸部へ、主に出ている。
街並みについて
住人はほぼいない印象。小さなビルが立ち並ぶ形で、大きなものは百貨店などに限る。どれも商業施設だが、大きいところは大抵屋上が整備されていて(銀座三越、東急プラザ銀座など)、公園の需要は少ないのか。もしくは、需要は日比谷公園が満たすのかもしれない。また、並木通りや中央通りの歩行者天国は公園がないことから誕生したとも考えられる。
なお、数寄屋橋公園はよく待ち合わせにも使われるが、大抵の人はそれぞれ店先で(三越ライオンや和光、ソニービル前など)待つようだと、実際行ってみて感じた。
つまり、屋上、日比谷公園、歩行者天国などに代替されて、公園は不要とされているのだろう。
おまけ:デパートの屋上
松屋銀座※1、銀座三越※2、東急プラザ銀座※3など、商業施設がそれぞれ工夫を凝らした屋上を整備している。その中身は芝生や菜園、カフェなど多岐にわたる。それぞれについては下の参考文献を見てほしい。
―参考文献―
※1松屋銀座ホームページ「屋上-フロアマップ」http://www.matsuya.com/m_ginza/floorguide/map/r/
※2銀座三越ホームページ「銀座テラス」http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/floor/9f/shop/index.html
※3東急プラザ銀座ホームページ「フロアマップ RF」
http://ginza.tokyu-plaza.com/floor_map/#RF
いずれも2018年1月閲覧